| 2003 年 10 月 1 日 15 時 01 分 |
ガラス新聞社 |
森本組が民事再生法申請 上場企業破たんで今年最大
大阪証券取引所第一部上場の老舗の中堅ゼネコン、森本組（大阪市）は１日、民事再生法の適用を大阪地裁に申請した。負債総額は約２１５３億円。今年破たんした上場企業では最大となる。
バブル崩壊以降、マンション開発業者などへの貸し付けが焦げ付いたほか、主力となる官公庁向けの土木工事の受注が激減。本年度上半期の土木、建築合計の受注額は前年同期の３割減と低迷していた。
最近は民間の建築事業にも力を入れていたものの、競争激化で利益率が低下。今年３月期で約１０００億円に上った有利子負債の金利負担もあって資金繰りが悪化、導入予定の減損会計への対応も難しく、自力再建を断念した。負債総額のうち、約８００億円が主要取引行の三井住友銀行に対する債務。
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森本組が民事再生法申請 負債約２１５３億円