サンテックコーポレーション株式会社 (ガラス製造加工) 民事再生法を申請 負債61億円
サンテックコーポレーション（株）（資本金４億9000万円、婦負郡婦中町道場43-2、代表堀江耕一氏、従業員65人）は、３月19日に富山地裁へ民事再生法を申請した。申請代理人は島谷武志弁護士（富山市西田地方町1-6-8、電話076-422-8585）。当社は、ガラス製品表面コーティング及び各種加工を目的に、1991年（平成３年）１月に設立された。富山県内のガラス製造業者としては中堅クラスにランクされ、近年の事業ウェートは、複層ガラス70％、強化ガラス20％、ガラスコーティング加工10％内外となっていた。積極的な設備投資を行って技術開発にも注力し、大手サッシメーカー、ガラス加工業者から受注を得て、ピーク時の2001年12月期には年売上高約21億7000万円をあげていた。しかし、需要の減少や競合激化により建材関連の単価が低下するなど業況は低迷、収益性の悪化と技術開発に伴う設備資金の増加で毎期欠損計上を余儀なくされていた。このため、2002年９月からは新規事業として、大型テレビ用表面鏡および樹脂プレートコーティング事業を立ち上げ、建材部門からの移行を目指したが、受注低迷に歯止めがかからず今回の措置となった。負債は約61億円の見込み。
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帝国データバンク記事より